☆うま年…我心を貫きて他意を尊重しない意。それゆえに運は不順なる
東京新聞TOKYO Web
令和元年7月20日から引用
相手の気持ちを尊重することは大切である、そのことは誰もが理解していることでしょう。
しかし、実際にそれが出来ないのは、自分を一番に考えてしまう、ということはあるでしょうが、相手にとって尊重すべきことが何かが分からないということが原因です。
私達は、他者と接しているとき、自分の感情と相手の感情のどちらも感じます。
そして、その感情について、どちらの感情を優先すべきか、考えている。
しかし、感情というのは、必らずしも尊重すべき相手の心ではありません。
感情はあくまでも、心の波のような、ひとときの表面的なもの。
感情を優先する、ということは、自分の心であっても、相手の心であっても、我が儘が優先されること、心が尊重されることに繋がることは少ないでしょう。
私達は、相手の心を尊重しようとして、相手の感情を優先させてきたに過ぎないのです。
お互いがお互いの感情を優先させるということは、日常の欲を満たす行為とさして変わらず、心が満たされることにはなりません。
尊重すべきは、感情ではなく、相手の本心である。
やたらと相手の感情を優先させるのは、もう止めましょう。自分の感情を優先させるのは、もってのほかです。
心と心で接するには、感情の波がない穏やかな状態である必要があります。
穏やかな心の先にある本心を大切にすることが、相手を尊重することだと気付くとき。