☆さる年…雑草ほどよく茂るものなし。心の雑草はさらによく茂る
東京新聞TOKYO Web
令和元年6月28日から引用
私達は日々、目で耳で鼻で舌で皮膚で、実に様々なことを感じています。
そうして得る情報はあまりにも多いので、その情報の中で、自分が必要だと思うものを無意識に選択しています。
例えば、自分の気になっているブランドや商品があった場合、そのブランドや商品に関する情報が集まってきているように感じることはありませんか。
それは、情報を引き寄せているというよりも、無数の情報の中から、自分の関心のあるものを選び取っているのです。
さて、情報は自分の心が選択するかどうかということ。
自らが選択すると、その物事についての情報収集が始まります。
私達には、自分の心に沿った物事を常に探し求める性質があるのです。
その性質をうまく活かしながら行動すれば、自分の望む未来に近付くことが出来る、ということは、容易に想像できるでしょう。
しかし、人がなかなか未来に向けて前進することはありません。
そこには、人が持つ他の性質による影響があるのです。
その性質とは、変化を恐れ、今に甘んじるということ。そして、無気力で無関心である、ということです。
今よりも楽な人生を得たいとは思っても、自ら努力しながら変化し続け、新しい人生を掴みとりたいと思う方はとても少ないでしょう。
私達は、自分が大きく成長する未来への選択について、大きな変化と苦労が伴うことを予感し、自ずから無関心になってしまう。
今、いかなる時であっても、自分が心を開きさえすれば、人生の全く新しい境地へと進むことができる。
すべては自分の選択の結果であることを知れば、日々の中で雑念ばかりを求める空虚さに気付き、自らが向上する道を進むことが出来ることでしょう。