☆ひつじ年…正論を振りかざして争いては本末転倒。一歩控えよ
東京新聞TOKYO Web
令和元年6月15日から引用
私達には、それぞれ独自の考え方があります。
その考え方は、自分の価値観に沿っている訳ですが、価値観通りの考えにならないのは、そこに感情という要素が加わるから。
私達は、感情にとても左右されて生きております。
さて、世の中には正論というものがあります。
その正論は、自分が聞いても正しいと思えることでしょう。
しかし、その正しい考えを受け入れられないのは、事情を鑑みて、感情が働いているからに他なりません。
したいけれど出来ない、というのは言い訳です。
その正しい考えについて、正しいと分かっていても感情が拒否しているだけのこと。
他者との話し合いのとき、正論と感情の中間をとり、相手が納得のいく着地点を探すことは、悪いことではありません。
そうしなくては、相手は新しい考えを受け入れることが出来ないこともあるからです。
しかし、そうして妥協した答えで、果たして物事がうまく運ぶかどうか、よく考えなくてはなりません。
物事を感情に譲っても、正しい道には辿り着けない。
正論は、正しいから正論なのである。
感情を乗り越えて、正論を受け入れる強さを持つこと。
ダメなものはダメだし、良いものは良い。
物事は、至極単純であることに気付く良日。