☆うし年…歳月はゆったりと移る。汝の心忙しき故、苛立ちを知る時
東京新聞TOKYO Web
令和元年6月9日から引用
時間は常に、一定の速度で無情に流れております。
誰がどんなに願っても、時の流れを止めることは出来ません。
過去に戻りたくても戻れず、時間を止めたくても止められず、時の流れの前では、私達は無力なのです。
さて、私達は、時の流れに感情を乗せて生きています。
過去を振り返れば、懐かしみ、後悔し、あの頃は良かったと嘆く。
未来を想っては、自分の都合の良いように物事が進んでくれるように願い、すがる。
しかし、時間に何かを求めても、時間は何もしてはくれません。
本来、この世の中に時間が解決してくれることなど、何もないのです。
時間が無情に流れることで、物事が移り変わり、自分や他人の感情が落ち着き、物事の解決方法が見えてくるだけのこと。
時間は無情に流れているだけなのに、その時間に対して、何かを期待したり、急かしてみたところで、何も成りはしません。
全ては自分の心が、空回りしているだけのこと。
時間に対して感情を抱くことから離れることが出来れば、今の自分に必要なことが見えて来るでしょう。
自分を変えるのは自分。自分の道を切り開くのも自分。全ては自分次第である。
時間に対する概念を改め、冷静な視点を以て、人生の好転を得るとき。