☆ね年…思わぬ禍あらんも軽傷にてすむ。不慮中に幸あり
東京新聞TOKYO Web
令和元年5月27日から引用
私達は、毎日同じような代わり映えしない生活をしているようでいて、その実は全く異なる日々を過ごしています。
その日々を同じように思ってしまうのは、同じ毎日であれば今まで通りに生きていけるという現状維持を望む生存意識が作り出した感情のため。
毎日が良いものであっても、辛いものであっても、生存できている、ということに重きが置かれているのです。
そのため、今までの日々からの変化について臆病になってしまうのは、生存意識からすれば当然のこと。
しかし、変化を恐れていては人生を好転させる機会が訪れにくいのも確かなこと。
さて、本来の人生というのは、予想外の出来事の積み重ねといっていいでしょう。
そうした日々起こる出来事について、どれだけ敏感に反応できるかによって、私達が人生をうまく渡っていけるかどうかが決まります。
人生は、移り変わっていくもの。変化して当然のものです。
今現在や、過ぎ去った人生について執着したところで、これからの人生を生きていくことはできません。
変化を恐れず、物事への執着から離れ、起こる出来事について受け入れ進んでいくこと。
日々の当たり前の中に埋没せず、常に新しい自分でいるように心掛けること。
その姿勢を忘れなければ、人生何が起ころうとも、乗り越えていくことができるでしょう。
人生は、何が起こるか分からないから面白い。変化を楽しむように。