☆いぬ年…終日黙々として働くべし。急に功あらざるも近日に報いあり
東京新聞TOKYO Web
令和元年5月25日から引用
みなさま、日々お仕事をされていることと思います。
仕事は楽しいですか、辛いですか、仕方がないですか。
会社に行く、家で働く、家事をする、子育てをする等、様々な仕事があるでしょう。
そうした仕事について、どういう心で取り組むべきでしょうか。
もちろん、楽しく働けたらいいかもしれません。
しかし、常に楽しい仕事など、あるでしょうか。
そもそも、楽しいと思うというのは、心の一時の状態でしかありません。
同じ仕事をしても、楽しめる人と楽しめない人がいるのは、心が楽しいと思えるかどうか、ということ。
何かの要因が楽しませてくれるのではなく、自分の心が楽しいと思うかどうかということです。
そのため、心の状態によっては、何をしても楽しい時があれば、何をしても楽しくない時もあるでしょう。
楽しむということは、実に感情的なことであり、常に変動していくもの。
そうした楽しい、という感情は、仕事とは関係のないことなのです。
仕事というのは、自分がするべき意義があるかどうか、その仕事をしたいかどうか。
仕事を楽しむことは重要ですが、楽しいから選ぶ、や、好きだから選ぶ、では、なかなかうまくはいかないでしょう。
仕事というのは、社会の中で自分を体現すること。
どういう人間であるのか、表現するということです。
自分が為すべきことを積み上げていくことが、仕事をするということ。
仕事に対して、成果を求めず、感情的にならず、黙々と働くことによって、未来へと繋がるを知るとき。