☆さる年…ゆっくりと歩み、しっかりと立て。本日は焦り禁物。自然に随って吉運
東京新聞TOKYO Web
令和元年5月11日から引用
みなさま、想像してください。
長年求めてきた成功が目の前に見えてきた時、どのような心持ちになるでしょうか。
ようやく達成できる喜びを胸一杯に感じるでしょうか。早く達成したいと上の空になり焦るでしょうか。足元に空虚を感じ、夢の実現が急に怖くなるでしょうか。
私達の心というのは、常に様々な動きがあります。
自分で制御できるものがあれば、制御の効かないものもあるでしょう。
それでは、私達が、失敗し易い心持ちとは、どのような状態でしょう。
一つは、気持ちが大きくなったとき。
普段ではできない決断をしてしまい、後悔することがあるでしょう。
まだ、油断が生じて、思わぬ事態にも成りかねません。
一つは、事を急いてしまったとき。
決断が早いのは悪いことではありませんが、焦ることにより判断が鈍り、最良の選択が出来ない恐れがあります。
そして一つは、慎重になりすぎたとき。
失敗らしい失敗はないかもしれませんが、大きな機会を失っているかもしれません。
私達が行動するときに気をつけるべき心持ちというのは、焦らず、冷静に、しっかりとする、ということ。
物事は、頭ではなく腹で決めるということを、忘れないように。