☆うし年…大衆の目を以て視て、耳を以て聞くべし。世論を追うべし
東京新聞TOKYO Web
令和元年5月4日から引用
私達はそれぞれ、自分なりの考えや価値観を持ち合わせております。
それは、個性といえますし、知恵といってもいいでしょう。
その価値基準をもとに、感情が働いております。
さて、そうして各々が違う価値基準を以て物事を判断しているため、同じ出来事を体験しても、全く違う印象を持つことがあるでしょう。
それぞれが感じる印象は、当の本人にとっては最も正確であり、リアルなのです。
そのため、各人は自分の判断が正しいと思っております。
しかし、そうした自分なりの価値基準だけで物事を判断しておりますと、やはり世間に対して盲目的になってしまう面があります。
世間に合わせる必要はありませんが、世間がどうであるのか、知っておくことは必要なことでしょう。
自分の価値観や感情から離れて、物事を俯瞰すること。
そして、他の価値基準ならばどう感じるのか、想像してください。
世間・大衆の動向を探ることは、社会で活動する上で、必要不可欠な要素である。
また、自分の価値基準から離れることで、自分の考えへのこだわり・とらわれが薄まり、新たなる智慧と出会う機会にもなります。
自分から離れ、俯瞰すればするほど、深淵な学びを得ることになる。
自分の考えだけで生きぬように。
井の中の蛙で終わらないよう、諸事について想像できる智慧を養うことが肝要です。