☆ね年…人真似で涙を流しても白けるだけ。何事も真似で終わらぬように
東京新聞TOKYO Web
令和元年5月3日から引用
私達は、日々様々なことを学び、成長しております。
子供の時分から比べると、多くの知識や経験を有していることでしょう。
さて、では人が成長するのに必要な要素とは一体何でしょうか。
私達は、常に何かに憧れ、その人の真似をしております。
親や兄弟、知人や友人、テレビや雑誌、書籍で見かける著名人や過去の偉人等、人によって、時期によって、憧れる存在は変わっていくでしょう。
物事を学ぶには、真似から入るのが一番です。
何かを始める時、レシピやマニュアルの通りにする方が多くいらっしゃることと思いますが、その通りにすることも、そのレシピやマニュアルを作った先人の真似をしている訳です。
憧れというのは、話し方やファッション、考え方や生き方にすら影響すること。
そうして真似をすることにより、自分を変えていくのです。
そして、大切なのは、真似をした後。
真似は、真似で終えてはいけません。
猿真似、という言葉がありますが、真似たものを自分の個性とするためには、自分なりの理解が必要なのです。
真似た物事を、自分なりに深く突き詰めて考えること。
真似る前と後では、その物事に対する印象も変わっていることでしょう。
真似ることにより、何が自分にとって最も良いものなのか、検討する良い機会になります。
真似た物事を消化し、自分のものとする。
そのためにも、物事を深く考えるということを止めないように。
真似が真似を超えたとき、自分の個性となるを知る。