☆ひつじ年…真理の言葉は単純である。複雑な言葉に迷わされるな
東京新聞TOKYO Web
平成31年4月28日から引用
言葉というのは、大変便利なものです。
私達は、言葉によって成り立っているといってもいい。
言葉があるお陰で、私達は他者と意志の疎通が出来ます。
言葉が通じなくても、何かを伝えたい、その想いが乗った言葉というのは、不思議と理解できるものです。
そうして、コミュニケーションや物事を理解するツールとして、言葉に頼って生きているわけです。
さて、言葉はいつしか、本来の役割から離れて、こうして便利なツールとなってしまいました。
言葉を巧みに使える者は、言葉によって物事を勝ち取ることが出来るでしょう。
物事をある程度、意のままにすることも可能でしょう。
私達は、他者の巧みな言葉によって、程よく洗脳されて、社会にとって都合の良い価値観を植え付けられ生きているのです。
政治家や広告代理店は、言葉をいかに上手く使えるか、ということで人を動かしています。
しかし、本来の言葉というのは、嘘や方便のためにあるのではありません。
人を都合よく動かすために使うものではありません。
言葉とは本来、光を表したものです。
光やエネルギーを表現する方法として、言葉がありました。
そのため、言葉というのは簡潔でいて、すべてを包括する力があったのです。
言葉は、真実に近付くほど、単純に心に響くものである。
巧みな言葉は、何故巧みでなければならないのか、その意味を考えなくてはなりません。
積み重ねて嵩ましされた言葉よりも、一言の重みある言葉によって、言葉の在り方を学ぶとき。