☆うし年…無心にして長く門を閉ざす象。これ何事も思い煩う事なかれ
東京新聞TOKYO Web
平成31年4月22日から引用
私達は、自分が認識している、していないに関わらず、実にさまざまなことを感じて生きております。
それ故に、その感じてしまうことによって自分自身が傷付かないように、感じていることを感じていないように、心は鈍くなる必要がありました。
子供の時分、感性が鋭い期間に、親に感じてきたこと、学校で先生や同級生に感じてきたことは、根深く自分自身の心を縛り付けております。
自分自身の感性が抑えつけられて、他人の価値観を押し付けられてきたのですから、当然です。
そうして、自分自身の感性が鈍ってしまった今、何を感じていくべきでしょう。
私達は本来、その優れた感性によって、物事を正確に読み解く力があります。
物事の真実が見えなくなってしまっているのは、自分以外の価値観が植え付けられているからに他なりません。
他人の価値観の上で、感情的に生きているのが、今の私達の現実なのです。
そうした生き方は、自分自身が苦しいだけ。
今こそ、生き方を変える時です。
今までの自分の価値観や感情は、一度すべて手放してしまいましょう。
そうして、まっさらと無心になり、今までの思考回路の扉を閉めた時、初めて自分らしい感性が湧き上がってきます。
その自分らしい感性によって物事を感じ、真実を見定めることで、今まで悩み苦しんできた煩わしさから解き放たれることでしょう。
過去から今の自分が創られるのではない。
未来の自分らしさが、今の自分を創るのです。
自分の感性を大切に生きてまいりましょう。