☆ね年…鶴は池に休み、人は遥かに眺める。心落ち着く平安日
東京新聞TOKYO Web
平成31年4月21日から引用
みなさま、日々の生活の中で、心が休まる時はありますか。
慌ただしい毎日の中で、ほんの一時でも、心がほっとすることはありますか。
常に何かに苛立ち、時間を気にして生きてはいませんか。
私達は、何かを気にして、何かにとらわれながら、日々を過ごしております。
そうした毎日の中で、心の平穏は、どのようにして得ることができるでしょうか。
そもそも何故、心が落ち着かないのでしょう。
その原因は、物事に対する執着にあります。
執着とは、物理的な物に対する想いだけではありません。
私達は、自分の考えや希望についても、執着しております。
この考え(価値観)に対する執着が、最も自分を苦しめているといってもいいでしょう。
心の平穏を得るためには、執着を手放すことが肝心です。
旅行で心が癒された気になるのは、自分の毎日の日々を手放している時間だから、そう感じるのです。
しかし、旅行先でも仕事のこと、自分が抱えている問題のことについて考えていれば、何も心が休まることはないでしょう。
悩みとは、執着である。
執着とは、固執である。
自分に固執し、物事に執着することほど、発展性のない苦しみはない。
一つ一つ、手放していきませんか。
あなたが今固執していることは、そんなに大切なことですか。
そのことに固執しているために、最も良い解決策に気付けないでいるかもしれません。
もしくは、解決策に気付いているからこそ、目の前の物事を手放したくないと、執着しているかもしれません。
しかし、それでは誰も幸せになることはないと、いい加減気付かなくてはなりません。
価値観は、変わっていって良いのです。
よりよく生きていくために、より幸せになるために、価値観はどんどん変えていきましょう。
自分の考えを次々に手放し、新しい価値観を取り入れていく。
自分は、小さな世界の中に閉じこもっている井の中の蛙であることに気付けば、大海の大きさを知り、青空の広がりを感じることができるでしょう。
自分を小さな執着から解放して、広がりある豊かな世界で生きるのです。
本日、手放すことの幸せを実感する。