2019解説

苦しみの連鎖を手放すこと

☆ひつじ年…愛憎に強く傾くと不運が巡りくる

東京新聞TOKYO Web
平成31年4月16日から引用

私達の人生を苦しめているものは、何だと思われますか。

境遇や環境、生まれ持った能力・容姿、巡ってくる運によって人生が大きく変わってしまう、とお考えの方は多いのではないでしょうか。

確かに、私達一人一人は、置かれている状況、持ち合わせた質感が違います。

一見すると、その天から与えられたものによって、幸せにも、不幸にもなっているように見えるでしょう。

しかしそれでは、何かの要因がなくては幸せにはなれないということになってしまいます、本当にそうでしょうか。

私達に与えられた一人一人の人生は、その人自身の個性ともいえます。

その個性について、有る無しを考えてしまう思考こそが、自分を苦しめている原因なのです。

足るを知る、という言葉があります。

この言葉には、欲望のままに多くを求めるのではなく、丁度良いバランスを見極めましょう、という意味もありますが、もともと足りないものなどないのだということに気が付きましょう、という意味があります。

私達一人一人の人生に、足りていないものなどない。

足りないと感じるのは、自分と他を比べ、卑屈になっているに過ぎません。

私達は、いつでも誰でも幸せになれます。

もしも幸せになれていないのだとしたら、それは感情が大きく振れているために他なりません。

偏った思考によって生まれた過度な感情により、人は苦しむ。

愛や憎しみ、羨みや妬みは、物事に対する強い感情であり、私達を苦しめる最も大きなものである。

私達は、与えられた人生に苦しんでいるのではなく、人生について思考し感情が働くことにより苦しんでいる。

人生は、どう観るによって、まったく違う世界となります。

もともと、苦しみがない世界で、苦しみを作っているのは私達自身である。

苦しみは、苦しみしか生まないのです、苦しみの連鎖を止めなくてはいけません。

どのような人生であっても、自分の人生を恨むことのないように。

足るを知る、その本質に気付いたとき、誰もが幸せになれることを忘れないように。