☆うま年…自分自身の本当の価値を知れば謙遜となる。ばか威張りするな
東京新聞TOKYO Web
平成31年4月15日から引用
自分の人生に価値はあるのか、みなさま一度は悩み、考えたことがあるのではないでしょうか。
考えたものの、おそらく答えは出ず、それ以降は考えないようにしてやり過ごしてきた方も多いことと思います。
一人一人の人生・人物に価値があるのか、といえば、その問いかけ自体が間違っている、といえるでしょう。
価値とは、人が物事に対して一方的に付けている概念に過ぎません。
誰かが誰かを評価し、価値がある、ないような順位付けをする。
人物に限らず、全ての物をそうして比較することで物事の価値を測る世の中ですから、社会に評価されていない自分には価値がない、と思ってしまうのも仕方のないことです。
しかし、中途半端に評価されることで高慢になるようなことがあれば、それはもっといけません。
この世の物事に価値などないのです。
全て、どのような人物にも、事象にも、存在にも、価値などありません。
価値のないところに、人が一方的に価値を見い出しているだけのこと。
勝手に順位を付け、価値を付けているだけのこと。
この世の物事は全て、ありのままに存在している。
それだけが唯一の真理です。
ありのまま、あるがままに存在しているだけ。
生まれ、朽ちていくだけ。
では、人の価値とはなんなのか。
人生とは何なのか。
もともと価値がない世の中なのですから、他人に付けられた価値の中で生きることほど不自由なことはありません。
物事の価値とは、自分で付けるものです。
自分にとって特別であれば、他人からの評価など必要ありません。
人生とは、物事について自分らしく価値を見いだし楽しむ場である。
自分の価値は、自分で自由に決めるのです。
人の価値観から抜け出し、自分の価値観を追求することこそ、人生の醍醐味である。
世界に価値がないからこそ、自分らしく生きていけるのだということの本質に気付くとき。