☆たつ年…履物の脱ぎ方にその人の心が表れる。小事を侮るな
東京新聞TOKYO Web
平成31年4月13日から引用
私達は、自分では気付かないうちに、他者から評価されているものです。
外見、話し方、立ち振る舞い。
それらはある程度は訓練によって身につくものです。
しかし、日々のちょっとした仕草というのは、本人にとっては無意識の何気ないことであっても、他者から見れば心に残ることがあります。
そうした気にも留めていない何気ない仕草の中に、その人物の隠しきれない生き方が表れるのです。
一見すると丁寧で誠実に見える人物であっても、ちょっとした仕草が乱暴であれば、他者の目からは乱暴な人に映ることでしょう。
他者からどう映るか、ということは、そのままその人の生き方と直結しています。
さて、日々の暮らしが静かで丁寧であること。
これほど豊かな時間の過ごし方はありません。
どのような物事に対しても、感謝して手を合わせるような動作ができれば、その人生は、輝きに満ちたものになる。
どうか、一つ一つの仕草を丁寧に生きて下さい。
一つ一つの物事について、丁寧に取り組んでください。
そうした日々の丁寧な積み重ねが、その人の人格を作り上げるのです。
今世における積み重ねを侮らないように。