☆う年…食事しなければ味がないように道徳を学ばざれば善事なし
東京新聞TOKYO Web
平成31年4月12日から引用
人が守るべき道徳とは、何でしょうか。
私達は、社会・世界の中で生きておりますので、他者と共存し、価値観を共有しております。
その中で、絶対に許されてはいけないことが、確かにあります。
守るべきモラルや秩序もあるでしょう。
この社会では、そうしたものを道徳として、その価値観を共有しております。
さて、それでは道徳とは何か、と聞かれた時、その答えは統一化されているのでしょうか。
おそらくは、十人が十人、違う道徳観を持ち合わせていることでしょう。
実は、道徳というのは、個人的な価値基準でしかありません。
では、道徳とは何なのか。
道徳とは、自分の内側との意識統合を表しています。
日々の生活の中で、世間・社会で適合するために作り上げた外側の上辺の人格を、自分の内側にある、魂としての気付きの本質と統合すること。
それこそが、道徳の本質なのです。
人の道徳観とは、その人の良心と言い換えてもいいでしょう。
そしてその良心とは、魂の本質に他なりません。
私達は、物事を細やかに感じ取ることができるし、その物事の真実に気付くことができる。
その気付きの本質は、魂としての自分自身です。
人に押し付けられた道徳は、何の意味もない。
しかし、様々な道徳観は、自分の意識を広げる糧となります。
世界の道徳を見つめ、自分自身を内観し、自分自身の道徳に目覚めること。
それこそが、自分らしく生きる道であることに気付き、善事を得るでしょう。
自分自身の本質を侮らないように。
誰もが最良に生きる道があるのです。