☆うま年…人が我を害する事は、我が人を害する事が因果となると反省せよ
東京新聞TOKYO Web
平成31年4月3日から引用
因果という考え方があります。
起こることには、必ずその物事が起こった原因となる物事がある。
この因果の考えは難しいもので、ただ一辺倒に考えては理解を間違えてしまうでしょう。
原因と結果は、必ずしもイコールではないのです。
同じだけの質量ということでもありません。
では、どういうことなのか。
起こることには意味があります。その意味を突き詰めていけば、自ずと因果の意味が分かってくるでしょう。
例えば、他者が自分を害することがあるかもしれない。
では、その意味は。
一つは、自分がその相手に対して、何か失礼なことをしたのかもしれない。
一つは、自分がその相手ではない、別の他者に対して、失礼なことをしたのかもしれない。
一つは、その相手が行動した意味(感情)を学ぶ必要があるのかもしれない。
一つは、この世の理不尽を経験しているのかもしれない。
一つは、自分の気持ちが大きくなっていたことの戒めとして起こったのかもしれない。
一つは、自分が進むべき道を間違えているから、修正するために起こったのかもしれない。
起こる物事についての意味は、その都度違ってきます。
またその意味も、一つではなく、複数の組み合わせであることが多いでしょう。
因果というのは、物事を整理する上で有効的な考え方であり、起こった物事について内観する必要性を説いたものである。
起こる物事についての認識を改めて、精進するとき。