☆たつ年…観音様はあらゆる姿かたちを以て済度される。今日の出来事に感謝あれば発展
東京新聞TOKYO Web
平成31年4月1日から引用
日本には、古来より観音信仰が根付いております。
仏教にほとんど接したことがない方も、お釈迦さま、観音さま、お地蔵さまはご存知なのではないでしょうか。
観音菩薩さまは、正確には観世音菩薩さま、また観自在菩薩さまとも呼ばれております。
世の音を観る、自在に観るというのは、世の中の人々の悩み苦しみを全てご覧になられ、一身に請け負い、お救いになる、慈悲と救済のお力を表しています。
世の中のすべての存在をお救いになるために、その存在にとって最も相応しい姿となって、救済されるのです。
ある時は男性となり、女性となり、老人となり、子供となる。
天使や、龍、麒麟などの存在にもなれば、鳥や犬、猫にもなり、木々や花にもなる。
さて、私達の日常の中には、多くの救いやお導きがあります。
その出来事を、当たり前だと思うのか、運が良かったと思うのか、有り難いと思うのか。
慈悲や救済に気付けるかどうか、起こる物事に感謝できるかどうかによって、物事のそれからの発展が変わってきます。
観音信仰とは、感謝の信仰なのです。
この世の中の恵み、生きていることの有り難さ、起こる物事についての感謝に手を合わせること。
万物に感謝できる心こそ信仰であり、私達の基本である。
今日の出来事に感謝して、物事発展す。