2019解説

親と子の関係を見直す

☆い年…子供は思うようには育たず。されど自然と育つものと思い悩まず吉なる

東京新聞TOKYO Web
平成31年3月27日から引用

子供というのは、親の思うようには育たないもの。

親の心子知らず、とはよくいったものです。

さて、何故子供が親の思うように育たないのか。

そもそも、親の思う子供とは何なのか。

優しく親孝行で、人に慕われ、誰にでも親切にできる子。

頭が良く、何事にも要領を得ていて、仕事も家庭も充実している子。

望む未来を全て叶える力を持っている子。

そんな子供になって欲しい、そう思っておりますか。

そのような子供がいたら、親はきっと嫉妬することでしょう。

もしくは。

何事も程々でいいから、幸せであって欲しい。

そう思っておりますか。

何故、子供の大成功を望まないのでしょう。

子供について、勝手に見切りを付けていませんか。

親の思うように子供が育たないのは、そもそも親が子供に対して独立した人格であることを理解できていないからです。

子供は、親から派生した者ではありません。

子供は、親とはまったく別の人格です。その独立した人格を、もっと尊重し認めること。

自分とは違う人間なのだということが真に理解できれば、子供についての執着はなくなるでしょう。

自然界を見ても、親が子供にすることというのは、生まれてからのほんの一時、一人で生きるための術を教えるのみ。

早々に自立させることが、子供のためであると本能的に知っているのです。

子供は、ほっておいても生きていける、そのための術だけを、教えてあげればいい。

その術とは、自分自身を内観する、ということです。

自分がとう在るべきなのか、というのは、自分にしか分かりません。

自分で気付くしかないのです。

そして、どう在るべきか気付けた時、何を為して生きていくべきなのかが分かります。

それが、人が独立して生きる術である。

親は、子供に執着するなかれ。

子は、親に依存するなかれ。

お互いに独立した人格であることを尊重せよ。