☆うま年…立派な人物は豹の毛並みが日々美しく変わるように日々進歩する
東京新聞TOKYO Web
平成31年3月9日から引用
立派な人物とは、どんな人物でしょうか。
他の人では成し遂げることの出来なかったことを達成する人は、確かに立派かもしれません。
ただ、人は何を成したか、ということも重要ですが、その過程にこそ、人間性が表れます。
何かを成すことは、強い意志を持ち続ければ可能かもしれません。
しかし、生き方自体が立派な人は、そう多くはないでしょう。
立派な生き方というのは、他人を責めず、自分の間違いを認めることの出来る人間です。
自分のことを客観的に観ることの出来る人物は、自分に何が必要なのか、何が不必要なのか、見極めることができます。
そして、その見極めのもとで、生き方や価値観を変えることができます。
どんなに優れた考えであっても、その考えに固執していては先に進めない時がくるのです。
物事というのは、先に進めば進むだけの、異なった方程式が必要です。
アインシュタインの相対性理論にこだわっていては、宇宙を別の角度から観ることは出来ません。
物体がすべて有限であると信じているうちは、無から有を作り出すことは叶わないでしょう。
立派な人物とは、自分や考えに固執せず、進み続け変わり続ける人間である。
思考の執着から離れ、創造性を養うとき。