☆たつ年…海上に帆舟浮かびて雅趣あり。芸術方面に良きかな
東京新聞TOKYO Web
平成31年3月7日から引用
趣や風情というのは、心が何かにとらわれていると、なかなか感じられないものです。
例えば、多くの方は、電車の中でスマートフォンやタブレットを観たり、本を読むことでしょう。
電車の窓の外の風景について、気にとめる方は少ないかもしれません。
心の機微に触れる花鳥風月が過ぎ去っていることに、気付きもしない。
そうして私達は、日々大切な何かを見落としているのです。
風景が何だ、と思うかもしれません。
では、スマホでSNSをしたり、動画を観たり、ゲームをすることで、あなたの心の豊さは養われるでしょうか。
心は、広げようと思わなければ、開いていきません。
自分の世界へ内へ内へ籠もるような生き方をしていると、心はどんどん狭くなってしまう。
自分の関心があることにだけ執着して、周りの人や世界に対しての関心がなくなっていけば、世界の真実に気付けなくなる。
自分の心一つで、世界は美しくも醜くもなるのです。
美しいものを見落とさないように、心を広げるとき。