☆とら年…高山木は風雪に耐えて形悪し。高位にこだわれば難多し
東京新聞TOKYO Web
平成31年3月5日から引用
この社会で生きるということは、他人の評価の中で生きているということ。
学校や会社、組織やグループの中で、人は人のことを評価し合っております。
上司が部下を、部下が上司を、先生が生徒を、生徒が先生を。家族同士で、友達同士で、知り合い同士で。
それぞれが、相手の一面を切り取って、勝手な想像によって評価している訳です。
さて、こうした評価し合う世の中における自分の価値とは何でしょうか。
人に良い評価をしてもらったら、その評価を維持したいと思うでしょう。
実績が評価となり、立場に繋がる世の中ですから、評価によって得た地位を守るために、評価を落とさないようにしたい、と思うことは当然です。
しかし、果たしてその評価は、自分にとって正当なものでしょうか。
他人からの評価など、情報一つで変わってしまうような脆いものなのです。
会社や学校、組織の中で、謂われない誹謗中傷を受ければ、多くの人はその情報に惑わされ、簡単に評価を変えてしまうでしょう。
そんなものが、あなたの価値でいいはずがありません。
他人からの評価など、有って無いようなものである。
他人の評価で一喜一憂しているうちは、心が安まることはないでしょう。
自分の評価は、自分で決めるのです。
自分の価値は、自分で評価するのです。
自分の価値を、人や社会に委ねないように。
自己評価の高い人間は、社会での評価も高くなります。それこそが、正しい評価のされ方である。