☆いぬ年…火に近づきすぎれば火傷し、離れて凍える。丁度いい加減を知るべし
東京新聞TOKYO Web
平成31年3月1日から引用
塩梅(あんばい)という言葉があります。
もともとは料理の味加減に使われていた言葉ですが、物事の丁度良い具合を計るのにも使われるようになりました。
どんな物事にも、いい塩梅というものがあります。バランスといってもいいでしょう。
近すぎず、遠すぎず。
この距離感を間違えると、物事はうまくいかないことが多いでしょう。
自分の塩梅を確かめるには、物事を俯瞰してみることが必要です。
自分と周りの状況、今すべきことを俯瞰したとき、それぞれにどういう味加減をすればいいか、見えてくる時が来るでしょう。
感情で動いてしまううちは、いい塩梅に徹しなくてはなりません。
しかし、感情の執着から離れることができれば、時には辛く接したり、味付けをせずそのまま楽しんだり、応用が利くようになります。
たまには、塩っ辛くてもいいのです。それこそ、人らしいというもの。
但し、応用が利くのは、俯瞰してみれていることが絶対条件です。
感情のままに行動するのと、自分で味をコントロールするのは似て非なるものと心得ましょう。
まずは、基本である、いい塩梅に徹しましょう。
基準であるいい塩梅を知らなくては、何事もうまくいきようがありません。
焦らずに、今はバランス感覚を養いましょう。
基本を知ることで、そのうちに自然と応用が利くようになります。
まずは基本、いい塩梅を知らないことにより、人生はうまくいっていないと肝に銘じておきましょう。