2019解説

情報を知識に変えるために

☆み年…不満の心も古書を読みて解消する。明月が汝を照らすがごとくかな

東京新聞TOKYO Web
平成31年2月1日から引用

皆さまは日頃、本を読んでおられますか。

携帯電話やスマートフォンが普及してからは、待ち時間や移動時間でスマートフォンを操作する人が増え、本を読んでいる人は殆ど見かけなくなりました。

スマートフォンでは、SNSやニュースのチェックや、ネットサーフィン、漫画や動画を見たり、ゲームをしていることでしょう。

さて、これらの人が得る情報には種類があります。

それは、自分の知識となる情報と、知識にならず流れていく情報です。

スマートフォンの中にある、SNSやニュース、漫画や動画、ゲームで得る情報というのは、殆どが後者の流れていく情報です。

それらは、一時的な娯楽や情報となりますが、自分の中を通り過ぎるだけで、自分に身に付く知識とはなかなかなりません。

知識になるか、ならないか、その大きな差は、自分で想像力を持ちながら思考して物事に取り組むかどうかにあります。

物事の真実を知り、それを自らの知識とするためには、情報をそのまま受け取るのではなく、その物事の裏側を考えなくてはなりません。

本を読み思考する癖のついている人は、ニュースなどを見ても情報をそのまま受け取らずに、そこに隠された真実を見い出そうとしますが、流れている情報をそのまま受け取ってしまう人は、物事の真実を知らぬまま、社会の意のままに消費させられる人生になってしまう。

情報というのは、その情報の中にいるとまるで多くを得た気持ちになるかもしれませんが、意識を持ち思考しなくては自分の中に何も残ることはありません。

膨大な情報によって得るものは、煩悩や、周りに対する無関心でしかない。

それらの情報によって、他者や社会と繋がることはないのです。

自分の悩みを解決するものは、Google検索ではなく、本や人の話しの中にある。

想像力が人を豊かにし、思考が知識となる。

日頃本を読まない方も、たまには本を読んでみるといいでしょう。

難しい本を読む必要はありません。

本屋に行き、自分が関心が持てる、面白そうだなと思える本でいいのです。

小説でもいい、How to本でもいい。

活字によって養われる想像力は、人生の至る所で、あなたの助けとなります。

本を開く日は、自分の中で、新しい思考の回路が開くきっかけとなることでしょう。