☆うま年…大変に骨を折って成功しても自我が出ると無駄骨となる
東京新聞TOKYO Web
平成31年1月21日から引用
成功の概念について。
あなたの思う自分の成功とは、どういったものでしょうか。
お金持ちになる、マイホームを持つ、出世する、幸せな家庭を持つ、などといった、自身の生活に直結するものでしょうか。
それとも、会社で取り組んでいるプロジェクトの成功や、会社を立ち上げるといった、仕事に関係することでしょうか。
または、地球の環境問題や、世界の食料問題、地震や干ばつ、火山などの天災等の解決など、人類全体に関わることでしょうか。
これらの成功イメージは、見ている視点(個人・組織・人類)こそ違いますが、どの視点が正しい、ということではありません。
あなた自身が、本気で想えることであれば、それは夢として、実現・成功することが可能です。
大切なのは、自分にはそれが可能であると、完全に信じるということ。
自分にはどうせ出来ない、今までも無理だった、夢物語だ、などといった、自己評価を下げる発言をしないことが重要です。
さて、そうして叶えた夢ですが、夢というのは、常に持ち続けるものです。
夢が持てない、という人は、自分の現状を変えたいと、本気で思っていないということ。
現状に満足することも一つの考え方ですが、果たしてこの世の中に、満足していい現状があるでしょうか。
人が満足をするというのは、向上することをやめて、現状に甘んじるということ。
盲目的になり、物事の真実を見ることをやめた、ということです。
そうなれば、物事への感性が鈍っていき、感情や煩悩といった自我が芽生えることもあるでしょう。
成功したところで、成功する前と何も変わらない精神状態にも成り得ます。
人は、視野を広げれば、どこまでも夢を持つことができる。
そのことを喜びとして生きることが出来れば、日々の生活は、煌めきを得ることでしょう。
人は、満足をするから幸せなのではなく、満足することを求めることで幸せになれる。
現状に甘んじることのないように。