☆とり年…たとえ一枚の紙でも疎かにするな。売買さほど利が上がらぬが焦るな
東京新聞TOKYO Web
平成30年12月7日から引用
私達のいる時代は、物に恵まれている時代といえます。
闇雲に資源を消費しながら目先の利益のみを求めた結果、必要以上の物で溢れるようになりました。
私達は日々、物を浪費しておりますが、それぞれの物の大切さを忘れていませんか。
物がありすぎると、その物の大切さを見失ってしまいがちです。
近年、極力物を持たないミニマリストと呼ばれる方々もいるようですが、物とは、あればあるだけいい訳ではありません。
必要最低限の物を大切にすることが、物に対する礼儀です。
さて、物は大切ですが、多すぎる物については、取捨選択する必要があります。
物には、様々な思いが宿ります。
自分の執着の心もそうです。
物を捨てられない人というのは、自分の過去のしがらみを捨てたくない人ともいえます。
物を大切にするためには、物を捨てることも必要なこと。
誰もが自分の必要最低限を知ることができれば、それ以上は物が必要なくなる、そのために物を捨てるのは浪費ではなく、過去の自分との別離と未来に向けた洗練です。
肝心なのは、自分には何が必要かを知るということ。
利を求めた中途半端な物ではなく、本当に自分が求めているものを見つめ、大切にしていきましょう。