☆うし年…一事一物の尊さを知るのは心の練れた人である
東京新聞TOKYO Web
平成30年11月5日から引用
起こる物事には多重性があります。
同じ物事であっても、捉える人によって、それぞれその様相は違ってまいります。
生きて様々な経験を重ねていくと、つくづく人は一人一人違うということを感じるでしょう。
相手がその物事についてどう捉えているのか、それは相手にしか分からないことであり、どんなにその物事を引き寄せたところで理解することは出来ません。
しかし、相手の捉え方を想像して、理解しようすることは出来ます。
さて、相手にとっての物事を理解するように、物事の多重性を見極めんと努力することは、物事の真理を理解しようとすること。
さまざまな観点から物事が考えられるようになればなるほど、その物事の多重性は深まってまいります。
そのうちに、物事の多重性は、その全てが事実であり、その全てが同じ本質から派生していることが分かってきます。
物事の本質である、「起こる物事は全て、起こるべくして起こっている」ということに気付くのです。
全ての人にとって起こる物事は、全ての人にとって尊いものである。
起こる物事すべてに感謝いたしましょう。