☆いぬ年…人は勝負を好むけれど勝負は苦悩の連続。本日は勝負を離れよ
東京新聞TOKYO Web
平成30年10月21日から引用
私たちは、この社会で生きていくとき、また他者と接しているとき、どうしても物事や相手の良し悪しを評価してしまいます。
人に対しては、自分の勝手な尺度で解釈し、自分自身と相手を比較しています。そうして比較して買った負けたを、日々行っているのです。
人と接して、瞬時に自分の方が優っているところ、自分の方が劣っているところを探して、一喜一憂している。
これは人間の癖のようなものです。
しかし、相手と自分の比較には、真実はほとんどありません。
所詮は、相手のことも、自分のことも、偏見による片寄った判断に過ぎないのです。
さて、こうした日々の相手との勝負は、もう止しましょう。
自分は自分、相手は相手、違うのは当然で、そこに優劣も善悪もありません。
ただそのままの姿があるだけです。
自分の優越感、劣等感から離れたとき、ようやく世界の真実の姿が見えてきます。
相手のことも、自分のことも、ようやく分かる時がくるのです。