☆さる年…人生の事実は理屈では割りきれぬ。実直に受けて大吉
東京新聞TOKYO Web
平成30年10月19日から引用
みなさま、人生において、理不尽だと感じる出来事を経験されたことがあるかと思います。
どうして自分だけがと、思い悩むこともあるでしょう。
自分の人生に起こることは、すべて自分に応じた出来事が起きております。
自分が学ばなければならないことに対する出来事が起きているのです。
例えば、他者と共に同じような悪さをした時、自分だけが見つかってしまうことがあるかもしれません。それは、そんなことを続けてはならないという導きでしょう。
例えば、きっかけも分からずに人間関係がうまくいかなくなることがあるかもしれません。それは、自分の生き方について、何か抜本的に変えるべきことがあるというサインかもしれませんし、場合によっては、その場から離れなさいという導きかもしれません。
また、人とうまくいかないことについて、体験しておくべき時期なのかもしれません。
例えば、大金を得る事があるかもしれません。それは、単にご褒美ということはないでしょう。大金を得た後でも大切にするべきことを忘れずにいられるかどうかのテストかもしれませんし、そのことを失敗すれば人としての品格が墜ちてしまうかもしれません。
また、何かこの世で成さなければならない役割があり、そのことを行うために大金が必要なのかもしれません。
例えば、なかなか金銭的に苦しいことがあるかもしれません。それは、金銭的に苦しみ多方に支払うことで、霊的な悪影響を祓っているのかもしれませんし、今後の人生で、人の相談を乗ることになり、その金銭的な苦しみを理解することが、どうしても必要なのかもしれません。
自分の身に今起こっている理不尽については、ずいぶん後になって初めて、どうしてそんな経験が必要だったか、分かる時がきます。
大切なことは、どんな出来事についても、今の自分に必要なことだと、素直に受け取ること。
そして、ただ受動的でいるのではなく、その状況を受け止めながら、あれこれ試行錯誤すること。
悩むという時間が、人を成長させるのです。
この世の物事は、常に移り変わっていきます。今の苦しみや悩みも、やがて変容し、いつか理解できる日がきます。
物事について、こだわらず、執着せずに、進んでいきましょう。
楽しいことも、辛いことも、すべては、自分が向上していくための出来事、確かに受け止めながら、生きていきましょう。