☆ね年…独りで生まれ独りで死にゆく。孤独を悟った者に知恵が生まれる
東京新聞TOKYO Web
平成30年9月29日から引用
人は皆、孤独を怖れます。
街に出れば人がおり、家の中にいてもインターネット上で人と接することができます。
どこにでも人は大勢おりますが、そこに自分の求める心の繋がりはないかもしれません。
また、友達や家族、恋人と接していても、どこか寂しさを覚えるかもしれない、しかし、なんとか繋がっていたいと思うかもしれません。
ただ、どんなに対外的な繋がりを求めようとも、人は本質的に孤独です。
どんなに言葉を交わしても、どんなに愛し合っても、人は孤独から逃れることはできません。
双子で生まれようと、同時に亡くなろうと、それは外面的なことでしかないのです。
孤独ということの本質を、見極めなくてはなりません。
孤独ということが、辛く悲しく切ないことのような認識をされますが、孤独というのは、人の当たり前の姿です。
孤独を孤独たらしめているのは、感情である。
感情が、孤独を拒否しようとも、孤独は人そのもの、逃れることはできません。
孤独とは、辛いことではなく、人として当たり前である。
そのことの本質が理解できれば、孤独感から解放されて、心の自由を得るでしょう。
外側に求めることなく、内側の豊さに気付くのです。
求めるものは、常に自分の中にある。