☆とら年…生まれる環境は選べぬ。悩みても骨折り損となり易し
東京新聞TOKYO Web
平成30年9月19日から引用
人は、生まれてから、その環境を選び直すことはできません。
どんなに自分にとって悩ましい現状であっても、悩んだところで、その環境を変えることはできないのです。
人はとかく、変えることの出来ないことに悩み、変わっていってしまうことに不安を感じております。
しかしそれは、骨入り損というもの。
物事というのは、あるがまま、そのままなのです。
自分のそのままを受け入れていくことでしか、前を向いて歩くことはできません。
さて、受け入れるということですが、それは事実を事実として観るということであり、無理に寄り添うことではありません。
無理に寄り添ったところで、そこには心の抵抗があるでしょう、抵抗がある限り、受け入れることにはなりません。
あるがまま、そのままでいいのです。
現実から目を背けず、そのままを事実として観ること。
そして、変わらない現状についての抵抗を手放すのです。
変わっていってしまうことへの抵抗を手放すのです。
自分の中から、物事への抵抗やこだわりがなくなる度に、意識はどんどん自由になり、人生は本来性を帯びてくることでしょう。
そうなれば、変わらないと思っていたことが変わり、変わっていってしまうことが変わらないでいられることもあることでしょう。
現実は、自分の心の持ち様によって変容する。そのためにも、そのままを観て、抵抗しないことが大切なのです。