☆たつ年…人の智恵のみで解決できる問題は知れている。自然に学ぶべし
東京新聞TOKYO Web
平成30年8月28日から引用
人の営みについて、自然と共に生きていた時代は終わり、文明社会へとなりました。
科学による物質的な恩恵を受ける毎日の中で、人は頭で物を考えるようになりました。
しかし、頭で物事を考えるのには限界があります。所詮はちっぽけな人間の浅知恵でしかありません。
その生み出された物事には、想像力が欠けているのです。
物に囲まれ、体感よりも頭を使うようになればなるほど、人としての想像力の幅は小さくなってまいります。
答えのある物事を求めすぎて、物事の深みに潜る術を失ってしまったのです。
その深みの中にこそ、万物の理があるのです。
そして、悩みの答えもまた、自然の中にあります。
自然の中においては、すべては循環するありのままの世界しか存在しておりません。
ありのままを、我が儘にしているのは、人の頭で考えるという行為です。
人生に起こることも全て、ありのまま、あるがままである。
そのことを自然から学ぶことができれば、悩みから抜け出すことができるでしょう。
決して我が儘にならぬように。