☆い年…晴れた日に石庭を眺めて無音の音を聴き精神爽快
東京新聞TOKYO Web
平成30年8月23日から引用
俗世で生きておりますと、日々さまざまな刺激にさらされることになります。
家の中でも、街を歩いても、様々な人工的な光や機会音の中を過ごしておりますが、それらはもはや生活の一部として、気にも止めないものになっております。
映像や音楽などの視覚的・聴覚的な刺激は人にとっての娯楽ですが、五官の刺激というのは人の欲と直結しておりますので、だんだんと刺激の強いものに惹かれていく傾向にあるでしょう。
さて、こうして日々五官に対する刺激を受け続けている訳ですが、自らの心身は、本当にそれを良しとしているのでしょうか。
刺激を求め続け、暇さえあればスマホをいじるのもいいですが、時には五官に対する静けさを感じてみませんか。
心の喜びは、刺激にあらず。
自分の心身が風景に溶け込むような静けさの中で、心が緩やかに解れていく。
五官の刺激を求めることの空虚さを知ることにより、真の五官の喜びを知るとき。