☆ひつじ年…家内安全の呪文は「オンにこにこ腹立てまいぞソワカ」
東京新聞TOKYO Web
平成30年8月19日から引用
言葉の持つ力の大きさについて。
声に出して言葉を発するというのは、世界にその言葉を宣言をするということです。
また、自分自身に言い聞かせる・指針を定めるという役割もあります。言葉に出したことは、そのまま事実として認識されるのです。
例えば、自分に怒りの感情があるとき、その怒りを口に出した途端に、感情のたがが外れたように、自分でも止めることのできない怒りの渦の中に入ってしまうことはありませんか。
これは、言葉によって、怒りを宣言・認識させたために起きる現象です。
怒りの感情を抱いたとき、もしも他の言葉を口に出来たなら。
状況はどうであれ、どんな言葉を口にするかで、驚くほど自分が抱いている感情は変わっていくのです。
「オンにこにこ腹立てまいぞソワカ」
こういった言葉を日頃から口ずさんでいれば、どうしてもニコニコせずにはいられない、不思議な感情に駆られるでしょう。
怒りの感情を抱いてしまったとき、どうぞ思い出して唱えてみてください。
そのとき、言葉の持つ不思議な力を知ることになるでしょう。