☆とり年…龍は未だ淵に潜む象。出過ぎず、徳を養いてゆけ
東京新聞TOKYO Web
平成30年7月28日から引用
人として向上してゆく、一つの段階を超えるというのは、自分ではなかなか分からないものです。
もしも自分で上達したと思うことがあるのなら、それは大したことではないことの方が大半でしょう。
特に、精神的・霊的な進化というのは、自分では思ってもみないことで向上するもの。
理不尽なことや、不都合なことでしか体得できないこともあります。
さて、人生を渡っていく、日々向上する上において、どなたにでも言えることは、社会的な地位を得ても、お金を得ても、人の上の立場になっても、身を引く心を忘れないことです。
出しゃばらず、偉そうにもならず、常に謙虚で一歩引いておく。
それは、出来る人間ほど気をつけている妙法であります。
ちっぽけなプライドや、くだらない欲にこだわっていては、自分の人生は豊かにはなりません。
人がみな出て行きたい時ほど一歩身を引くこと。その行為による損得を意識しないほどに、一歩引くことが身に付く頃、今とはまったく違う人生を歩んでいることでしょう。