2018解説

自分という人間の狭さを知る

☆さる年…いかに小さなものでも命の働きあると見識を深めよ

東京新聞TOKYO Web
平成30年7月27日から引用

人は、自分の意識したものにしか思いを馳せることができないものです。

日頃から自分以外に何の関心を持たなければ、他人が事故で亡くなろうとも、死刑が執行されても、災害が起きても、他人事でありニュース欄の一つにしか感じないかもしれません。

また、人以外の生き物については、毎日食べているそのお肉が、命あるものだったとは、想像すらしないかもしれません。

もしくは、自分の貪りの記憶によって、牛や豚を見て美味しそうだと眺めることがあるのかもしれません。

道路でひっくり返ってしまった蝉を見ても、何にも思わないのでしょう。

しかし、そうして見過ごしてきたそれぞれには、命の営みがあるのです。

みな、懸命に生きてきた、その結果である、そのことを忘れてはなりません。

物事は、自分の見識によって、まったく別のものになる。世界の広がりは、自分の意識の広がりです。

自分一人の狭い認識の中で、欲のままに貪り、わがままに怒り、何も知ろうとしないその姿勢は、改めるべきでしょう。

世界を知り、命に触れ、自分に気付くのです。