☆ね年…平素を大切にすれば人生の悦楽あり。非常を好まぬように
東京新聞TOKYO Web
平成30年7月7日から引用
人はとかく、普段と違う出来事にこそに価値を見出し、その思い出に浸り、またその物事を望むことでしょう。
ひと夏の思い出、一度きりの贅沢、そういった一瞬のきらめきに、心奪われてしまう。
体験した後は、その出来事を振り返っては、頭の中で何度も反芻し、現実を生きる糧にするかもしれない。
しかし、それこそ正に愚直の為せる術。
生きる現実の毎日に目を瞑り、空想に生きるというのは、地獄の釜で煮られながら笑っているのと同じこと。
何をされても気付かない鈍感さが育ってゆき、自分の本質で生きることなど、到底叶わないことでしょう。
生きるというのは、地に足を着けるということ、そして毎日を大切に過ごすということです。
大切にすべきを見間違えてはいけません。