2018解説

熱しやすく醒めやすいということ

☆うま年…熱湯は冷めやすい。興奮して事を為せば醒めやすいと知れ

東京新聞TOKYO Web
平成30年7月1日から引用

物事に懸命に取り組むことは、とても大切なことです。

人生における新たな展開、新しい目標が出来たときというのは、特に熱が入りやすく、取り組んでいると気持ちが高ぶることもあるでしょう。

さて、熱しやすく醒めやすい、取り組んでいるときは夢中ですが、一段落がついた時、急に醒めてしまうことはありませんか。

熱というのは、誰にとっても醒めやすいもの。

そのために人は、熱が醒めないように懸命に薪をくべますが、そうして熱量を上げ続けても、いつかは疲れて真実と向き合うことになるでしょう。

熱が醒めないように努力したところで、自ずと醒めてしまうのは常。

それは、一つは達成感を得たことにより、気持ちが満足してしまったこと。

一つは、他に気が移ったということ。

そして一つは、冷静になり俯瞰して見たとき、本質とズレていたことに気付くということ。

これらは、熱が人の視野を狭くさせる性質を表しています。

熱を以て懸命に取り組むことは決して悪いことではありませんが、大切なことは、本質を見失わないことです。

自分が何を求めて、何を為していくのか、その本質と常に向き合っていれば、やるべきことは、見えてまいります。

そしてその熱は、不滅の法灯のように、静かに灯り続けるのです。