☆とり年…悪銭は身に付かず。道に適わぬ事を為さず忍耐して吉なる
東京新聞TOKYO Web
平成30年6月22日から引用
みなさま、お仕事をされているかと思います。
仕事に対する想いというのは人それぞれですが、生きていくため、お金のために働くのが基本かと思います。
それは当然の事実ですが、今ご自身がされている仕事について、胸を張って言える方はどの位いらっしゃるでしょうか。
大手に勤めているから胸を貼れるというのは、ただの見栄です。
世間に見栄を張れるか、ということではありません、自分の良心と本質の問題です。
やりたいことが出来ている、出来ていないということはあるかと思いますが、仕事をするということと、やりたいことをするということを等しく考えてはいけません。
仕事とは、やりたいことをすることではないのです。
やりたいことをしてそれが仕事になる、それは一つの理想のように語られていますが、仕事とは、やりたいことではなく、やらざるを得ないものと考えてください。
それは、やりたくない仕事をやらざるを得ないのではなく、居ても立ってもいられない、という意です。
自分の良心・本来性からして、見過ごせない、居ても立ってもいられないことが仕事であり、人の役に立つということ。
人の役に立たずにはいられないのが、仕事の本質です。
どのような仕事の場においても、人の役に立つことは出来ます。仕事の場が問題ではありません。
今、必要な場にあなたは居り、勤めている。
その場で何が出来るのか、何をすべきなのか、改めて考えてみましょう。
そしてもし、良心の呵責を覚えるような仕事をしているのなら、それは辞めるか、やり方を変えるべきこと。
為すことと、為さぬことを見極めて吉運となる。