2018解説

苦しい人生、変わらない人生の中で

☆ひつじ年…苦楽は心の持ち方次第。心を明るく持ちて生涯安楽なり

東京新聞TOKYO Web
平成30年6月20日から引用

人生はとても苦しい、それは誰もが感じていることかと思います。

もしも全く感じていない方がいるのなら、それは鈍いだけ、現状を理解できずに、何も知らずに呑気に笑っているだけでしょう。

さて、苦しいのが前提の人生ですが、何故苦しいのでしょうか。

望みが叶わず、何をやってもうまくいかない、同じような毎日がただ続いている。生きていても意味がない、そんな思いを抱くこともあるかもしれません。

それは、物事に執着する心があるからです。

物に執着し、思想・価値観に執着し、過去の自分に執着し、社会的地位に執着し、生と死に執着する。

特に、人生の大半において人を苦しめるのは、今の自分に対する執着です。

変わりたい、人生を変えたいと思っていながら、自分自身は何も変わらない。

それは、自分自身に執着しており、心は実は変わりたいとは思っていないからです。

物事が発展していかないのは、自分の思想・言動が停滞しているから。

変わらない毎日の中で、自分が変わらないままだと、自分を取り巻く現状は変わりようがないでしょう。

人生を変えていきたいのなら、自分が変わっていくのは当然のこと。

それが出来ないのは、自分に対する執着と、つまらない見栄やプライドによってその場を繕うことを止めないからです。

では、執着を無くすにはどうすればいいのか。

それは、物事に対する捉え方を変えるしかありません。

まずは、自分で物事に対して理由をつけないことです。

理由を付けるのは体裁を整えたいからであり、それは正しい理由・因果ではありません。

それを続けていくと、やたらに理屈っぽくなり、どんどんと変わらない自分を固定化することになるでしょう。

物事に理由を付けずに、あるがままを受け入れること。何が起きても、自分にとって良いことであっても悪いことであっても、ただ受け入れることです。

物事の良し悪しもまた、人の勝手な判断でしかありません。

人生を俯瞰してみた時に、良いと思っていたことがさほど良いことにはならず、悪いと思っていたことが好転していくことは、大いにあります。

その好転の可能性を実現させるには、現状を受け入れることが必要なのです。

物事を受け入れていき、一つずつ思考の執着を剥がしていく。それを続けていけば、自分が執着していることの実態が見えてくるでしょう。

そうして執着がなくなる毎に、心は落ち着き、ブレない本来の自分になっていくのです。

そのうちに、自分の正しい願いも見つかり、それに向かい前進していくことで、人生の喜びと幸せを知ることになるでしょう。

人生の苦しみも幸せも、捉え方の問題。そして、変わる変わらないは自分の問題。

自分が何をすべきなのか、改める吉日。