☆ね年…余計な事に身をいれて本業を忘れる者は家族を苦しめる
東京新聞TOKYO Web
平成30年6月1日から引用
みなさま、自身の本業は何ですか。
おそらく今、自分が働いている職業を想像したかと思います。
それは、みなさまが本当に成し遂げたいと思う仕事、本来の性質としての仕事ではないかもしれません。
仕事というのは難しいもので、生きていく限り、稼ぎがなければ食べてはいけません。職業が、生きるための選択になります。
働きたくない、やりたくない仕事だけれど、お金のために仕方なく働くという人は、大勢いらっしゃることでしょう。
そうして働く中で、自分自身が何を望んでいるのかすら、見失ってしまうかもしれません。
では、そうして本来自分が成し遂げたい事を見失い、今従事している仕事をすることは間違っているのか、自分の道を探し歩き求めるのがいいのか、どうでしょう。
人は、自分自身と向き合い、自分が何を望んでいるのか、内観しなければなりません。そうすることでしか、掴むことのできない未来があるでしょう。
しかし、ではその未来のために、今の仕事を疎かにしていいのかといえば、それは違います。
今、その仕事をしているのは、その場で学ぶべき、卒業すべき課題があるから。
それは、懸命に働き、その場に似つかわしくない状態になるまでは続くかもしれません。
または、必要な時節があるのかもしれません。
人との関わり方を学んでいるのかもしれません。
大切なことは、どんな場においても、自分の本質を忘れてはならないということ。何をしているかが重要ではなく、いかに信念を持ち続けるか、ブレないで生きているかがポイントです。
何か条件がなければ変われないようでは、何も成すことはできないのです。
自分の人生に本当に必要なことならば、自分を見失わずにおれば、必ず巡ってまいります。
本業とは、何を生業にしているか、ということではなく、本質で生きて表現することのこと。
自分自身と向き合い、自分の本質に立ち戻ること、そして、どんな場においても、自分の本質で生きるということ。
自分の本質ではなく、他人や世間に合わせて生きることが、本業を見失うということであり、余計な事に身を入れるということ。
今、自分がすべきことを見失わぬように。