☆う年…調子に乗り傲り高ぶっている者にはやや距離を隔てて付き合うが良い
東京新聞TOKYO Web
平成30年5月24日から引用
人というものは、熱が入ると、周りが見えなくなってしまいがち。
とくに、物事が上手く運んでいるときというのは、気が大きくなりやすく、それまで気をつけてきたことが疎かになりやすいため、注意が必要です。
また、物事が上手くいっていない時というのも、自分の思い通りに事を運ぼうとして、傲慢な態度になることがあります。
さて、そうして気が大きくなってしまった人というのは、基本的に、自分で気付き、自制しなくてはなりません。
自制できなければ、その者たちは、そうして傲り高ぶった代償を、払わなくてはならないでしょう。
自分自身が進んでいくというのは、自分の気付きなしでは成り得ません。人に言われたから変われるという訳ではないのです。そこに、大きな気付きがなければいけません。
傲り高ぶった状態というのは、一種の憑き物がついたような状態のこと、その本人も、自分のしている事が分かっていない場合がほとんどです。
そうした人間は、熱が冷め、目が覚めるまで、放っておくのが、いいでしょう。
いずれ、自分で行動を省みて、気付くことになる。それまでは、関わったところで、お互いに不快なだけです。
しかし、もしも相手が気付くことのきっかけを与えることができるのなら、それはとても良いこと。
しっかり関わるのでなく、一言くぎを差しておく。その一言が、じわりと自制心を働かせる結果になれば、良い世直しになるでしょう。