☆い年…虚空が掴めないように自分の思惑通りに事は掴めず
東京新聞TOKYO Web
平成30年5月8日から引用
物事が、自分の思った通りに次々に叶っていく、そんなことが有るはずはない、そう思っていませんか。
物事は、叶います。
しかし、物事は、思った通りに掴んでいくものではありません。願いとは、掴みに行くのでなく、受け取るもの。
ただ人は大抵、自分の願いを見失っています。
自分の本当の願いに気付かぬうちは、想像できる願いなど、考えによって固定されてしまった、小さくて的を得ていないものだと思いましょう。
その小さい願いに固執するのでなく、想像もしなかったような幸運が舞い降りることを強く意識しましょう。そして、その幸運を受け入れることが出来る自分なのだという自覚を持つのです。
もしも願いが叶わないのだとしたら、それは物事は叶わないものだという意識を持っているから。
それでいて、思い通りに物事を動かしたいなどと考えていては、心が落ち着くことはなく、一向に物事が叶うことはないでしょう。
願いとは、自分の外で見つけるものではなく、自分の内で見つけるもの。
外の憧れを願うのでなく、自分の内側を見つめ、自分が本当に願っていることに気付くこと。
そして、今の自分はすでに、どんな物事も幸運も受け入れることが出来る、そのイメージさえ持つことが出来れば、願いは叶います。
願いは、掴むでなく、受け取る。叶えていくのでなく、叶っていくのです。
その叶っていく願いを受け入れることができる自分であるかどうか、今一度自分自身と向き合い、意識を高めてまいりましょう。