☆い年…誠から出たものが嘘に終わる事も多し。持続を困難と知る時
東京新聞TOKYO Web
平成30年3月8日から引用
高い志と、確かな決意があれば、人生は前へ進んでいける。どんな困難があっても、決して諦めなければ、道は必ず開けます。
自分の真に従って行動していけば、自ずとやるべきことが見えてくる。そうして先へ進んでいたはずなのに、いつの間にか、当初とは全く違う道を歩んでしまっていることがある。
そこが人としての難しさであり、人としての面白さ。
人の心は、常に移り変わっております。心に限らず、この世界は、常に移り変わるものです。
絶対だと信じていた事柄が、いつの間にか全く違うものになっているかもしれない。この世に、そうでなければいけない絶対的なものはないのです。
さて、人生において先へ先へ進んでいくとき、最も気をつけなければいけないことは、今もまだ始まりと同じ道を歩んでいるかということ。
これは、同じことをしているか、ということではなく、始まりと同じ延長の上にいるか、ということです。
物事は移り変わる、自分のやるべきことも、変化していくこともある、しかし、そうして変化していったとしても、根本の芯の部分は、同じ道である、それがその人の正しい道です。
一方で、物事に固執し、同じことをし続けることが、当初からの同じ道であると、やるべきことにとらわれてしまう時
また、高い志を持って進んできたのに、順風満帆に物事が運び世界が一転したことで、楽しむ方へ道が逸れて行ってしまった時
また、変わらない毎日の中で、どうしたらいいかもがいている時
その時歩んでいる道は、始まりとは違う道になってしまっているかもしれません。
自分にとっての正しき道を歩み続ける、道を逸れずに、また変化を恐れずに進んでいくということの難しい。
迷った時は、立ち返るのです。
自分にとっての真は、何であるのか。
どんな時も、自分の真は、決して変わることはありません。移り変わる世の中であっても、自分の真だけは、変わることはないのです。それは、自分の本質であり、正しい在り方なのです。
迷ったとき、悩んだとき、正しさを指し示してくれるのは、他人ではなく、自分自身の真である。
そのことを忘れないように。