☆い年…恥のない心が一番の恥なり。恥を知りて吉へ向かう
東京新聞TOKYO Web
平成30年2月24日から引用
人が成長・向上していくというのは、自分を知っていくことなしには、成り得ません。
自分がどんな人間であるのか、見つめる勇気がなければ、自分の根本に潜む問題を解決することなど、到底できないでしょう。
さて、人間というのは、そんなに美しいものではありません。皆、心の中では、辛辣で下品な言葉と想いを持ち、自分を棚に上げ、相手を蔑んでいることでしょう。
そこに、恥じらいと気付きがなければ、人は醜いまま、死んでいくのです。
自らの恥を知るという行為は、どんな時でも、心地の良いものではありません。しかし、常に恥を感じる感度なくしては、低俗な世の中で、与えられたものに縋る生き方しか出来なくなります。
下がり続ける社会の価値観に身を委ねるのではなく、自らの崇高な価値観のもと、物事を感じてまいりましょう。
恥を恥と知ることのできる気付きによって、次第に社会の価値観から抜け出し、自らの崇高に向かうことができることでしょう。
大切なことは、自らの感度のもとで、正しく世の中を感じるということ。恥はどこにでも存在し、常に恥の中を生きていると自覚を持って吉へと向かうことでしょう。