☆ね年…春の芽ぶき、秋の味覚が年中となりて心に景色なし
東京新聞TOKYO Web
平成30年2月13日から引用
物事は、移りゆくからこそ、心に残るもの。四季おりおりの景色は、それぞれの季節の違いによって、際立ち色合いが増すのです。
その四季を美しいと感じるのは、その自然の中の暖かさと厳しさを知っているから。
人生も、良いも悪いもさまざまなことが起きるからこそ、豊かな人生となります。
良いことばかりが起きてほしいと思うかもしれませんが、その物事を良いと判断できるのは、良くないと思える物事があるから。
良いこと、悪いことは、自分の感情がその物事を区別しているに過ぎません。そして感情もまた、物事とともに移り変わってゆくのです。
移りゆく物事に対して、良いも悪いも、厳しさも暖かさも、すべてを感じながら、受け入れることができれば、人生は、より豊かで面白味のあるものになるでしょう。
移りゆくということを、表面のみで捉えるのではなく、その物事の持つ深みを知りましょう。