☆ひつじ年…有り難いとは、有るという事が実に稀で難しと頭を下げる事
東京新聞TOKYO Web
平成29年5月8日から引用
感謝をするということについて。私たちは日頃、ありがとうございます、と言って、感謝の気持ちを示します。
その時の感謝とは、どういう心持ちからでしょうか。もちろん、状況によって様々だと思います。
私たちは、日々、当たり前に生活をし、当たり前に人と出会い話しをして、当たり前に過ごしています。
その当たり前の毎日が、どうして成り立っているのか。
人として生を受けること、こうして今日も生きていられること、人との出会い、さまざまな出来事、その全ては、実は、きわめて稀なことの積み重ねなのです。
では、稀で起こった出来事とは、偶然で起こったのでしょうか?それとも必然でしょうか?
その答えは、どちらでもある、ということ。偶然であり、必然でもある。この世の中に起こることとは、全てあるがままに起こっています。そしてそのことは、全て実にきわめて稀なのことなのです。
あるがままであるが、とても有り難い。
一見当たり前の毎日が、実はすべて稀であり、有り難いことであると思えたなら、当たり前の毎日に感謝ができたなら、それが本当の感謝となります。