☆み年…物の少なき者ほど義理人情に豊かである
東京新聞TOKYO Web
平成29年7月5日から引用
片付けるのが苦手な人と、片付け上手な人がおりますが、片付けるコツは、物を持たないこと。もともと持っている物が少なければ、それだけ散らかることもありません。
片付け上手な人は、捨て上手なのです。必要最低限の物以外は、捨ててしまう。必要最低限の物というのは、実に少ないものです。
捨てられない人は、とかく物に対して思い出を語りますが、過去に執着がある人は、今という時を本当の自分として生きられてはいません。過去への執着は、今の現状にとって足枷となり、自分の世界を狭くしてしまっているのです。
一度、物を捨ててしまいましょう。思い出のあるもの、いつか使うと思いタンスの肥やしになっているもの、捨ててしまえば、心は晴れやかになるでしょう。
例えば、洋服にしても、たくさんの服の中から、毎日どれを着ていこうか悩んでいれば、それだけ膨大な時間と考えをそのことに取られてしまいますが、この服しか着ないと決めてしまえば、悩む時間がなくなります。それは、食事も然り。
物が多ければ多いだけ、そこに想いが取られてしまい、他のことを考える余裕がなくなります。
物から解放された人は、こだわりや執着がないため、他の多くのことに意識を働かせることができるでしょう。とても豊かな心でいることができるでしょう。