☆い年…我が心に贔屓しがち。他人の心に背けば背かれる
東京新聞TOKYO Web
平成29年6月5日から引用
自分が感じることを信じる、尊重するという心は、誰しもが持ち合わせている当たり前の心です。
しかし、感じることは、自分というフィルターを通してのこと。同じ出来事であっても、感じ方は人それぞれ。皆が、それぞれのフィルターを通して、その出来事を感じます。
そのため、同じ出来事であっても、全く違う印象を持つことも少なくありません。
では、人は、それぞれ感じることが違うのに、どうして共に生きることができるのでしょうか。
一つは、同調している意識のため。同じ世界を生きているという、同調した価値観が、存在しています。
そして一つは、こだわらない、ということ。自分の感じることに、こだわらない。人の感じることにもこだわらない。
感じる心にこだわっていたら、人との違いに対して、排他的に成り得ます。
こだわらないが、何にでも同調する、妥協する、というのも違う。
こだわらないの軸は、芯(真)が通っている、ということ。
人の心を尊重しながらも、自分の心を偽らない。そこに、真の協調があるのです。