☆うま年…人は辛酸を舐めねば強固な志を持つ事は出来にくい
東京新聞TOKYO Web
平成29年9月4日から引用
人が正しく進んでいく、自分が生まれてくる前に決めてきた目標に向かっていく、そのためには、辛くて苦しいことを、越えていかねばなりません。
人は、ただ楽しく、幸せに生きていくことは出来ないのでしょうか。
人が何故この世に生まれ、年を重ねるのか。それは、魂が学ぶために、他なりません。魂は純粋に、向上するためだけを意識しているため、人間の感覚で辛いや苦しい、ということに、重きを置いていないのです。むしろ、辛く厳しいことで学んでいけるのなら、それに越したことはない、という具合でしょう。
辛くて苦しいことが、何故学びとなるのか、それは、そういう状況になれば、平素とは違う心の状態になれるから。その心の葛藤によって、育つものがあるからです。多くを感受することによって、その経験は肥やしとなる、それは、具体的な数である場合もあれば、深さである場合、含みである場合もあるでしょう。
多くの葛藤の先に、進むべき道が見えたなら、その道をつき進むための、意識を持つこと。仮にその意識が保ちづらいのなら、意識を保つための、辛くて苦しい出来事が訪れるでしょう。
そうして、正しく導かれて、人は向上していくのです。辛くて苦しいことがあったなら、そういったお導きがあったことに感謝をしましょう。そこで諦めたり捨て鉢にならずに、正しく乗り越えていけるかどうか、が、試されているのです。